山田孝之のプレゼンがすごすぎる。
“PlayStation 4” 『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』の
CM「山田は呪文をとなえた篇」の山田孝之のプレゼンがすごい!
山田孝之が役員会議で呪文を連発する姿は、
間違いなく、現代のビジネスマンの学ぶべき姿。
ドラクエのCMの山田孝之のプレゼンをビジネスマンとして読み解く。
INDEX
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CM「山田は呪文をとなえた篇」全文
山田:「では、来期の戦略について私から。
皆さん、日本経済のホイミは期待できず。
一寸先はパルプンテ。
今こそ、アジア市場へルーラです。」
役員A :「何語?」
山田:「まず、競合他社をマヌーサ、ないしは、メダパニさせるのです。」
役員B:「グゥーン、カーカッ(いびきの音)」
山田:「ザメハっ!
ラリホーしている暇はないんです。
役員C:「私、メラしてきましたっ!」
山田:「そう!そう、そう、そう!
マダンテ、敵にベギラゴンからの、ラナルータで意表をついたところで、
モシャスで敵を欺いたタイミングで
ドラクエ用語解説
- 【ホイミ】回復
- 【パルプンテ】何が起こるかわからない
- 【ルーラ】瞬間移動
- 【マヌーサ】惑わせる
- 【メダパニ】混乱させる
- 【ザメハ】眠った仲間を起こす
- 【ラリホー】眠らせる
- 【メガンテ】自らの命を犠牲にした攻撃
- 【バイキルト】攻撃力2倍
- 【メラ】燃やす
- 【ドラゴラム】竜になって攻撃
- 【ヒャダイン】氷で攻撃
- 【ギガデイン】雷撃で攻撃
- 【マダンテ】最強の攻撃呪文
- 【ベギラゴン】巨大な火炎攻撃
- 【ラナルータ】昼夜逆転
- 【モシャス】変身
- 【バシルーラ】吹き飛ばす
このCMのオチ
実は、このCMで山田孝之が語っている
「我が社をバイキルトさせる為に、
という戦略を自身で会議で実践してるのです。
ドラクエ用語で、
プレゼンテーションをススメ、
連続攻撃の熱い演説で、
してるわけです。
要するに、
役員たちが、おもしろい用語で、困惑させられているうちに
通常の会議とのGAPで意表を突かれて、
山田の思惑(ペース)に乗っかってしまってる。
ということなのです。
実は、裏に、
「これと同じことを会社戦略として、アジアで実行しましょう。」
というメッセージが隠されていたのです。
こんな会議がやってみたい。
このCMの会議は、現代の会議のあり方に一石を投じ、
影響力とは何かを教えてくれる
理想の会議ではなかろうか?
型に囚われない。
多くのノウハウが本やネットで出回る中で、
「会議はこういう順番で、こういう話をしなければいけない。」
と凝り固まってしまってることがあるはずです。
そんな現代の間違った「当たり前」をぶち壊してくれるクリエイティブなプレゼン。
極論、プレゼンは見せ方なのです。
記憶に残す為に、どう見せるか。
みんながやってる当たり前のプレゼンは記憶に残りずらくても、
圧倒的にクリエイティブなプレゼンは人の記憶に残るはず。
まず、人の記憶に残してこそ、影響力があると言えるでしょう。
ゴリ押しの熱いプレゼン。
基本的にプレゼンは、数値を用いて、論理的に語るのが一般的ですが、
このCMの山田孝之は、一方的にパッションで語るのみの勢いだけのプレゼンです。
現代にこんな熱い青年がいるでしょうか?
数値やロジックを用いた、定量・定性的なプレゼンは人を納得させることができても、
必ずしも、突き動かすことはできません。
しかし、ここまで熱く語られ、共感してしまえば、人は突き動かさざるを得ません。
現代のスマートに生きようとして、型にはまったビジネスマンにとっては、
所謂、「ショック療法」的なプレゼンではないでしょうか。
そして、人の記憶に残して、突き動かしてこそ、本当の影響力と言えるでしょう。
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