話題のスポットコンサルティング「ビザスク」のレビュー。
クラウドソーシングやシェアリングエコノミーが流行し、
個人のビジネスが拡大していく中で、
最近、話題のスポットコンサルティング「ビザスク」を
実際に利用した感想と共に紹介。
INDEX
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ビザスク
ビザスクを語る上で、切り離せないのが、CEOの端羽氏。
端羽氏のインタビューからビザスクのサービスを読み解く。
創業者の端羽英子
経歴
東京大学経済学部卒業。
ゴールドマン・サックス証券投資銀行部門にて企業ファイナンス。
日本ロレアルにて化粧品ブランドのヘレナルビンスタインの予算立案・管理。
MIT(マサチューセッツ工科大学)にてMBA(経営学修士)を取得。
ユニゾン・キャピタルにてバイアウト投資に5年間携わった後、ビザスクを立ち上げる。
米国公認会計士試験合格。
グロービス・マネジメント・スクール講師。
インタビュー
TechCrunch Japanのインタビューにて、
「ビザスクの目標は『知見のデータベース』を構築することです」
と端羽氏は強調し、
企業が新規事業や組織開発を立ち上げようとする時には必ず市場調査や情報集めが必要になるが、これまで特定の分野に精通している人は企業で働いているがためにリーチすることはできなかった。また、結婚や出産を機に家庭に入った女性や現役を引退したシニアにも卓越した知識や経験を持つ人は多いが、やはりリーチすることは難しい。それぞれの「知見」を組織、世代、地域の壁を超えて集め、必要とする人とつなげることが最終的な目標。
だと端羽氏は話す。
ビザスクとは?
ビザスクとは、「スポットコンサル」という、個人の知見を調査や相談のニーズがある企業にマッチングするサービス。現在ビザスクには15,000名超のアドバイザーが登録しており、個人や少人数のチームでも気軽に相談できるCtoCのプラットフォームと法人向けのプラットフォームの2つ方法で登録されています。「◯◯について聞きたい」というニーズに、個人の方が大体1~2時間で答えてくれます。
サービスに登録している人の7割程度が現職者というのが特徴的で、1時間という短い時間で自分の知見を提供することで、組織と地域と世代を超えて知見を繋ぐプラットフォームを作っている。
相談案件としては、新規事業に関するものが多く、「新しい企画があるのでこのような業界を調べたい」、「海外のことを調べたい」というものが多い。
ビザスクのレビュー
今回、筆者が実際に相談した案件
- 新規プロジェクト相談
- 化粧品の販売方法の相談
案件の細かい相談内容は、情報管理の観点で割愛しますが、
実際にスポットコンサルを行った上で筆者が感じたことを共有します。
必要なのは専門性ではなく、方向性
コンサルと聞くと、ある分野に対する専門性が必要な気がしますが、
クライアントは専門性は強くは求めていません。
求めているのは、「○○の方向性にした方がいいです」という意見。
実際、僕自身もネットショップコンサルにしか専門性がなく、相談案件に対応できるか不安でしたが、クライアントに求められてたのは、専門的な細かい話ではなく、
「第三者視点での大きな絵(戦略)の描き方」でした。
大事なのは課題の整理
クライアントは、俯瞰的に物事が見れなくなっており、多くの悩みを抱えています。
大事なことは、「ボトルネック(根本的な問題)」を突き詰めてあげること。
クライアントから目標とそれに伴う悩みを聞き出していくと、多くの問題(悩み)が出てきますが、「本当の問題」が何なのかを第三者視点で突き詰めてあげましょう。
そこに対する打ち手は、こちらから一方的に提示するのではなく、
クライアントの経営環境を踏まえ、ディスカッションしていくのが望まれます。
当日コンサルの流れ
- 自己紹介
自身の経歴などを話す。 - 現状把握
クライアントから現状の経営環境や目標、そして、それを取り巻く悩みをヒアリング。 - ボトルネック特定
目標達成の為の根本的な問題を特定する。問題をひとつに絞る。 - 打ち手
問題解決の打ち手をクライアントと相談しながらアイデア出し。
後に社内でMTGにかけてもらえるような案を出しましょう。
たったこれだけ事前準備
おすすめの事前準備
- 悩んでるポイントを事前にヒアリング
どういう点で悩んでいるのかを事前にメールでヒアリングすると当日の話の内容が見えてくる為、事前に知識の整理ができます。
副業のススメ
最近では、副業の方法が多岐に渡り、副業のハードルが下がってきています。
「お金を稼ぐ為」というのも大事なことですが、筆者は違う目的での副業をススメます。
筆者の場合は、
- 自身の現在地確認
- 経験値
こちらの2点が副業の目的です。
自身の現在地確認
会社の名前を背負わせてもらった状態ではなく、ひとりのビジネスマンとして、どこまで通用するのか?そして、独立の目標に向けて自分はどれだけ成長しているのか?
会社の名前なしで、稼げたお金の額がひとつの指標になると思ってます。
経験値
会社でできる経験もあれば、会社でできない経験もあると思います。
会社でできる経験を最大限にするのはもちろんのことですが、
いかに会社でできない経験を多くするかが重要な経験値だと思います。
会社にいれば、誰かに聞けば、だいたい解決できます。
でも、自分でやる場合は誰も助けてくれません。
「自分で考え、解決しないといけない」のです。
この経験値は会社の2倍以上だと思います。
また、会社でできない経験をより多くすることで、それは会社でできる経験をさらに最大化することにも繋がるはずです。
ビジネスマンとしての知見の広さが広がれば、会社の仕事でもチャレンジできる範囲は広がると思ってます。
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