Bizhacker ~起業家を目指すビジネスメディア~

勇気がないから、起業しないんじゃない。と言い訳させてくれ。

ハイパフォーマーの実践する、″ネガティブ思考″

ビジネスの成功の鍵として、

″ポジティブ思考″″ポジティブシンキング″

よく取り上げられると思います。

 

しかし、個人的には、

"ネガティブ思考″"ネガティブシンキング"こそ

ビジネスに必要なスキルだと思います。

 

今日のトピックは、

ビジネス成功の鍵としての、"ネガティブ思考"だけでなく、

あらゆる分野のハイパフォーマーに共通する"ネガティブ思考"を紹介。

 

 

 

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はじめに

 

まず、この記事を書いてる筆者が、なんの成果も残していないビジネスマンだと、

話に信憑性がないので、まず、僕の経歴から。

 

経歴

 

2013年4月   某IT企業に入社

2014年7月   最年少のチームリーダーに昇進

2014年10月 会社を代表する賞を受賞

2015年4月   最年少の管理職に昇進

 

この他に部署のMVPを5回ほど受賞や部署の代表として社内コンペにも出場。

 

まだ、働き始めて3年が経ったところですが、

数々の賞と最年少での昇進をさせていただきました。

 

そんな僕ですが、全くの"ポジティブ思考"ではなく、

常に"ポジティブ思考"の成功事例に違和感を覚えていました。

 

なぜ、"ポジティブ思考"に違和感を覚えるのか?

 

もちろん、一概には言えないですが、

"ポジティブ思考"に対して、「短絡的」なイメージがあります。

 

確かに、ビジネスにしろ、スポーツにしろ、

論理的に考えるよりも勢いの方が大事なときはあり、

そんなときはまさに"ポジティブ思考"が効果的かもしれません。

 

また、落ち込んだときとかも"ポジティブ"に考えることで立ち直る。

こんなことも必要かもしれないです。

 

ただ、そこに「何かしらの根拠」がないと、

「短絡的」過ぎて、行き当たりばったりな人ではないでしょうか。

 

根拠がなく、短絡的なだけな"ポジティブ思考"に

「過信」や「適当さ」というイメージが強い為に違和感を覚えます。

 

このような"ポジティブ思考"では、

本当に大きな壁にぶつかったとき、ぶつかり続けたとき、

乗り越える、克服することができないのではないかと。

 

そこで、筆者が唱えたいのは、

ポジティブに転じる為の何かしらの根拠を求める上で、

"ネガティブ思考"こそ必要なスキルだと。

 

"ネガティブ思考"の良さ

 

一般的に、言葉の通り、"ネガティブ思考"とは悪く感じがちですが、

筆者の意見としての3つの"ネガティブ思考"能力

 

  1. 危機察知能力
  2. 自己認知能力
  3. 問題把握能力

 

1.危機察知能力

 自分が取り組もうとしてることに関して、

 生まれる可能性が見込まれるリスクを察知する力。

 

 ex) 商談

    社長がロジックではなく、エモーショナルな人 など

  

2.自己認知能力

 自分の今できること・できないことを把握する力。

 自分の能力値を的確に把握していること。

 自己評価と他者評価が大きく乖離していないことが重要。

 

ex) 商談

         その場での機転は利かすのが苦手。

    ロジカルな話は得意だけど、エモーショナルに話すのは苦手 など

 

3.問題把握能力

 現状と自分の能力の差分から取り組むべき事柄に対して、

 問題となる課題を特定・把握する力。

 

ex) 商談

  商談先の社長がエモーショナルな人だが、エモーショナルに話せない など

 

要するに、

 

ある事象に取り組む際、

現状(起こりうるリスク)を捉えた上で、

自分の能力(自分に今できること)との差分を意識し、

自分が取り組む上での、問題把握(課題を特定)する。

 

ネガティブに考える=等身大の自分から導き出される問題

を的確に把握できることで、

それに対しての「打ち手」を考えることができます。

 

そのために、"ネガティブ思考"が必要だと思います。

 

マインドフルネス

 

近年、世界的なハイパフォーマンスの企業が注目する「マインドフルネス」というキーワードに"ネガティブ思考"に繋がる考え方があります。

 

マインドフルネスとは?

「フロー」や「ゾーン状態」と呼ばれる状態で、高い集中をし、時間が流れるのを忘れて没頭している状態のこと。

 

マインドフルネスの3つの条件

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(Photo by ハイパフォーマーだけが実践する、本当のマインドフルネスの活かし方 | 未来を変えるプロジェクト by DODA)

 

マインドフルネスになる為の3つの条件は

  1. 高いストレス・不安
  2. リラックス
  3. やるべき行為への集中

 

まず、高いストレス・不安を感じ、

次に、リラックスし、開放される。

そして、ひたすら目的に集中する。

という手順になります。

 

ここで、重要なのが、

ハイパフォーマーが「強いストレス・不安」を感じているということ。

 

スポーツに置き換えると皆さん経験あるのではないでしょうか?

 

試合前日の夜に緊張して眠れない。

自分の華麗なプレーをイメージトレーニングすることで、リラックス。

そのイメージのまま、勝利を目指し、試合に集中。

 

僕のイメージですが、サッカーしてた頃は、

こういう経験が多く、うまくいったときは、

所謂、「ゾーン」の感覚で疲れ知らずで、プレーできました。

 

どう、「ストレスや不安」と向き合っているかがキーポイントになるわけです。

 

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まとめ

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(Photo by ハイパフォーマーだけが実践する、本当のマインドフルネスの活かし方 | 未来を変えるプロジェクト by DODA)

 

 

ハイパフォーマーには、

「高いストレスや不安を適切に認識するものさしを持ってること」

が重要なのではないでしょうか?

 

自分の中に、「適切なものさし」を持ってることで

過度なストレスや不安に陥ったり、または、重要さを理解できなかったり

という状況に陥らず、

適切に問題に対しての打ち手・アクションを取れる。

 

その「適切なものさし」が、

「危機察知能力」、「自己認知能力」、「問題把握能力」ではないかと思います。

 

誰しも、常には、"ポジティブ"にはいられないと思います。

ただ、そんなとき、自分の不安(="ネガティブな気持ち")はどこから来てるか

的確に把握しましょう。

 

その上で、「どうすればいいか?」を考え、行動することで、

適切にその不安を取り除いていきましょう。

 

それができてこそ、ハイパフォーマーの"ネガティブ思考"です。

 

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