これからの仕事ができる人は"H型"人材!
"H(エッチ)型"人材とは、
「エロい」人材という意味ではありません。
人材開発のキーワードとして用いられる
「I型人材、T型人材、ー型人材、Π型人材」に次ぐ、
新しい人材開発が「H型人材」。
今回は、その「H型人材」を紹介。
INDEX
従来の人材タイプ
I型人材(スペシャリスト)
特定の分野に特化し、深い専門知識を持つ専門家。
T型人材(シングル・メジャー)
ひとつの専門分野を極め、その専門分野の知識・スキルを軸に、
さらに幅広い分野の知見も合わせ持っている人材。
僕は、今、このT型人材を目指してます。
理由
- 専門分野がないと闘える土俵がない。
- ゼネラリストでは、優位性がない。
- 他分野との融合を通じたシナジー効果を生む為。
- クロスファンクショナル(他分野横断)な発想を得る為。
ー型人材(ゼネラリスト)
広く浅い知識を持った人材。
現在の僕は、完璧なゼネラリストです。
厳密にはExcelの深い知見がありますが、
専門分野があってこそ活かされるスキルなので割愛すると
見ての通り、広く浅い知識です。
Π型人材(ダブル・メジャー)
2つ以上の専門分野に精通し、幅広い分野の知見を持っている人材。
H型人材とは?
(出典:http://beinspiredglobal.com/H-type-person/1/)
H型人材とは、
強い専門分野がひとつあり、他の人の専門分野と繋がる横棒を持つことで
他の人と繋がりHになるという「人と繋がれる」人材。
「H型人材」を知る為のキーワードは、
「イノベーション」
イノベーションの地図
(出典:https://courrier.jp/news/archives/4977/)
イノベーションを語る上で、必要な「地図」が、
「デザイン・エンジニアリング・ビジネス」の3つの輪が交差する地図です。
「デザイン・エンジニアリング・ビジネス」を担う人材の定義
•デザイン:人間の生活にとって理想的な姿を描く力(What to do)
•エンジニアリング:理想的な姿への解決策を実現させる力(How to make)
•ビジネス:解決策のインパクトを持続可能に最大化する仕組みを作り、人を動かしていく力(How to maximize)
(出典:https://courrier.jp/news/archives/4977/)
いかにイノベーションは生まれるのか?
イリノイ工科大学のデザインスクールでは、
未来を描く役割を担うデザイナー、それを実現可能な形に引っ張り上げるエンジニア、そのインパクトを最大化する役割を担うビジネスマンの3つの職種を集めて新たなイノベーションを生む
(出典:https://courrier.jp/news/archives/4977/)
と考えられているそうです。
「デザイン・エンジニアリング・ビジネス」
この3つの能力を担う人材が揃ってこそ、
イノベーションが生まれるということ。
なぜ、「H型人材」が必要なのか?
背景
日本企業の多くは、「デザイン・エンジニアリング・ビジネス」を担う人材が、
別々の部署になってるのが一般的です。
実際に、大学の専攻もこの3つの分野がバラバラになっているのが普通な為、
多くの場合、大学の専攻を元にしたキャリアを会社でも歩むことになります。
3つの円の交差を生む人材
ただ、イノベーションを生む為には、
「デザイン・エンジニアリング・ビジネス」の3つの円の交差を生む人材が必要なのです。
3つの円の交差を生む人材は、
自分の専門分野でなくても、ある程度は他分野の言語を理解し、
自分の専門分野を活かし、他分野の人と繋がることでレバレッジをかけれる人材です。
この3つの円の交差を生む人材こそ、
「繋がれる人材」=「H型人材」なのです。
自分の強い専門分野を持っており、
ある程度、人脈・知識があり、
他分野の人と話ができる「H型人材」こそが
人や会社を繋ぎ合わせるハブとなれる為、
新たな組み合わせからイノベーションを生むのです。
まとめ
僕自身も、
営業・コンサル(戦略立案・推進・実行)という今の能力にプラスで、
デザイン・開発のスキルを身に付けた
ハイブリッド型のビジネスマンになりたいと思ってます。
ただ、これは
「自分のアイデアを形にしたい」
という考えからで、
イノベーションという観点に立っていなかったので、
非常に刺激的な内容でした。
実際に、現在の業務をする中で、
営業マンがプロダクトを作れないのはよくあることですが、
開発者のみのアイデアで作るものが需要を捉えたもので必ずしもあるわけでない
ということを強く感じます。
そこには、やはりマーケットのトレンドを知る
営業・マーケティングサイドの知見が必要であり、
両者の力を合わせることなしには
世の中に受け入れてもらえるプロダクトは生まれないと思います。
そういった意味でも、
改めて、新しいイノベーションを起こす為に
僕自身、「H型人材」ないし、ハイブリッド型の人材を目指し続けようと思います。