関数を学ぶその前に。絶対参照と相対参照とは?
関数を学ぶその前に。
必ず知っておかないといけない
「絶対参照」と「相対参照」のお話。
こんな経験ありませんか?
下記、条件で考えてみましょう。
あなたはあるネットモールで、複数のお店(4店舗)を出店しようと考えています。
そのネットモールでは、売上に対して取られる手数料のプランが2種類ある為、
あなたは、売上見込みに応じて、支払いを抑えれる適正なプランをExcelで、算出することにしました。
手数料
プラン①:売上に対して、6.5%
プラン②:売上に足して、4.0%
まず、全体図として、下記図を作成。
セルC7にA店が売上100万円のときのプラン①の手数料を求める関数を入力。
効率良く他のお店の数字を求める為、
あなたはセルC7の右隅にポインタを持っていき、
下と右のセルにコピーすることにしました。
すると、、、
思ってた数字と違う結果が。。。。
本当なら
こうなるはずが、
失敗してしまったなんて経験ないでしょうか?
このミスを防ぐ為に、
「絶対参照」と「相対参照」を使い分けることが大事です。
「絶対参照」と「相対参照」
「絶対参照」と「相対参照」とは?
値をどのようにロックさせるか、ということ。
- 「絶対参照」:行・列ともに固定させる参照方法。
- 「相対参照」:数式コピー時、コピー先でそこのセル範囲に合わせて、行番号と列番号が変化する参照方法。
上記の例で言うと、
成功したときのセルの動きが「絶対参照」
失敗したときのセルの動きが「相対参照」
になります。
つまり、
「相対参照」は、動きを「ロックしてない」状態。
「相対参照」は、動きを「ロックしている」状態。
「絶対参照」と「相対参照」の使い方
セルA1の場合
F4を押すごとに下記の順で変化
$A$1(絶対参照)→A$1(絶対行参照)→$A1(絶対列参照)→A1(相対参照)
こんな経験したことありませんか?の正解
前置きの例の正解の場合の
「絶対参照」と「相対参照」のロックの仕方
正解はセルC7に入力する際、
「$B7」は、列固定=縦の動きに限定
「C$4」は、行固定=横の動きに限定
このロックを指定した後に、
右と下へポインタでコピーしてあげれば完璧です。
「絶対参照」と「相対参照」を活用する際に重要なのが、
前回お話した「Excelの使い方」同様に
今回の場合だと
- まず、何をしたいのか?知りたいのか?→各お店の手数料
- その為に必要な数字は何なのか?→各お店の想定売上と各プランの手数料
- その数字の抽出に必要な方法は何なのか?→どこをロックするのか?
という形で、数字を抽出する際の全体像を見据えて、
「値をロック」する場所を特定しましょう!
「絶対参照」と「相対参照」を制すものは、Excelを制す!!
以上、使えるようになるだけで
圧倒的に作業効率を上げれる
「絶対参照」と「相対参照」でした。