Bizhacker ~起業家を目指すビジネスメディア~

勇気がないから、起業しないんじゃない。と言い訳させてくれ。

関数を学ぶその前に。絶対参照と相対参照とは?

関数を学ぶその前に。

必ず知っておかないといけない

 

「絶対参照」と「相対参照」のお話。

 

 

こんな経験ありませんか?

 

下記、条件で考えてみましょう。

 

あなたはあるネットモールで、複数のお店(4店舗)を出店しようと考えています。

そのネットモールでは、売上に対して取られる手数料のプランが2種類ある為、

あなたは、売上見込みに応じて、支払いを抑えれる適正なプランをExcelで、算出することにしました。

 

手数料

プラン①:売上に対して、6.5%

プラン②:売上に足して、4.0%

 

まず、全体図として、下記図を作成。

f:id:bizhack:20160403230354p:plain

 

セルC7にA店が売上100万円のときのプラン①の手数料を求める関数を入力。

f:id:bizhack:20160403230541p:plain

 

効率良く他のお店の数字を求める為、

あなたはセルC7の右隅にポインタを持っていき、

下と右のセルにコピーすることにしました。

f:id:bizhack:20160403230842p:plain

 

すると、、、

f:id:bizhack:20160403230952p:plain

 

思ってた数字と違う結果が。。。。

 

本当なら

f:id:bizhack:20160403231124p:plain

こうなるはずが、

失敗してしまったなんて経験ないでしょうか?

 

このミスを防ぐ為に、

「絶対参照」と「相対参照」を使い分けることが大事です。

 

「絶対参照」と「相対参照」

 

「絶対参照」と「相対参照」とは?

値をどのようにロックさせるか、ということ。

  • 「絶対参照」:行・列ともに固定させる参照方法。
  • 「相対参照」:数式コピー時、コピー先でそこのセル範囲に合わせて、行番号と列番号が変化する参照方法。

 

上記の例で言うと、

成功したときのセルの動きが「絶対参照」

失敗したときのセルの動きが「相対参照」

になります。

 

つまり、

「相対参照」は、動きを「ロックしてない」状態。

「相対参照」は、動きを「ロックしている」状態。

 

「絶対参照」と「相対参照」の使い方

 

セルA1の場合

F4を押すごとに下記の順で変化
$A$1(絶対参照)→A$1(絶対行参照)→$A1(絶対列参照)→A1(相対参照)

 

f:id:bizhack:20160403233018p:plain

 

こんな経験したことありませんか?の正解

 

前置きの例の正解の場合の

「絶対参照」と「相対参照」のロックの仕方

 

f:id:bizhack:20160403233302p:plain

 

正解はセルC7に入力する際、

「$B7」は、列固定=縦の動きに限定

「C$4」は、行固定=横の動きに限定

 

このロックを指定した後に、

右と下へポインタでコピーしてあげれば完璧です。

 

 

「絶対参照」と「相対参照」を活用する際に重要なのが、

前回お話した「Excelの使い方」同様に

 

bizhack.hateblo.jp

 

今回の場合だと

  1. まず、何をしたいのか?知りたいのか?→各お店の手数料
  2. その為に必要な数字は何なのか?→各お店の想定売上と各プランの手数料
  3. その数字の抽出に必要な方法は何なのか?→どこをロックするのか?

という形で、数字を抽出する際の全体像を見据えて、

「値をロック」する場所を特定しましょう!

 

 

「絶対参照」と「相対参照」を制すものは、Excelを制す!!

 

以上、使えるようになるだけで

圧倒的に作業効率を上げれる

「絶対参照」と「相対参照」でした。