Bizhacker ~起業家を目指すビジネスメディア~

勇気がないから、起業しないんじゃない。と言い訳させてくれ。

これさえマスターすればExcelのプロ。元コンサルの教えるExcel術!

今やExcelは、

将来、経営に携わることを考えている人に重要なスキルなだけでなく、

あらゆるビジネスマンに必要とされる

代表的なビジネスインテリジェンスのひとつ。

 

今回のトピックでは、

ただの関数の説明・使い方に留まらない

  • 咀嚼したわかりやすい関数の説明・使い方
  • 関数を用いた分析ツールの作成

にフォーカスして紹介していきます。

 

想定読者

  1. これからExcelを勉強したい人(過去にExcelの勉強に挫折した人も)
  2. 営業、マーケティング、コンサルの業務に関わる人
  3. 経理、財務、経営企画の会計に関わる人

 

目次

 

 

はじめに

 

 新卒で入社した会社での僕の最初の職種が

コンサルタントであった為、

Excelを用いて、データ分析に基づく、

コンサルティングを行うのが僕の仕事でした。

 

マーケティング部によるデータ提供があった為、

Excelによるデータ分析を基に

コンサルティングを行うことが必須の条件ではありませんでしたが、

 

自身の目指す、コンサルタントの理想像を実現する為には、

実際のデータに基づく、課題の洗い出しと打ち手の考案を行う必要がありました。

 

しかしながら、Excel初心者の僕にとっては、

関数の使い方、データの抽出の仕方など全くわからない上、

100企業という膨大なクライアント数で、

途方もない分析作業を繰り返す日々でした。

 

効率的な分析手法と分析の視点を養う為、

「できる先輩」の分析ツールを分解し、

自分でGoogle先生に聞き続けました。

 

好奇心旺盛な僕にとって、

新しい関数と出会い、その関数を使って、

 自分の知りたい数字の抽出を行うことは、

今までに味わったことのない快感でした。

 

入社して1年経つ頃には、

マーケティング手法を組み合わせた

Excel分析ツールを作れるようになり、

社内の表彰をいただくまでの腕前まで成長。

 

気づけば、

全く使えなかったExcel

Excelによるデータ分析

という自身の最大の強みとなっていました。

 

自分自身で創意工夫し、

作り上げたExcelのノウハウを

部署や新卒育成で用いてきましたが、

今回は記事にすることで、

 

より多くの方に

業務スピードと質の向上に役立てていただければと思います。

 

 

Excel事前知識

 

なぜ、Excelスキルが必要なのか?

 

データ分析

数字管理

企業分析テクニック など

 

利用者により、様々な目的があると思いますが、

 

今回、この記事で扱うExcelを使う一番の目的は、

「問題解決の為のアプローチ」

という定義にしたいと思います。

 

「数字管理」の場合だと、

「○○の数字を管理したい」という問題意識、

 

「企業分析」の場合だと、

「売上停滞」という問題意識に対して、現状の数字抽出 など

 

何かしらの解決したい(効率化したい)問題にアプローチする手段が

Excelを使う目的になります。

 

Excelの使い方

  1. まず、何をしたいのか?知りたいのか?
  2. その為に必要な数字は何のか?
  3. その数字の抽出に必要な方法(関数)は何なのか?
  4. もっと楽にできないのか?

 

1.まず、何をしたいのか?知りたいのか?

 :使用目的

 ex) 顧客の売上管理

 

2.その為に必要な数字は何のか?

 :抽出すべき数字

ex) 各顧客の売上、昨年対比、売上達成率、売上予測

 

3.その数字の抽出に必要な方法(関数)は何なのか?

 :使う関数

ex) vlookup, sum, today, etc...

 

4.もっと楽にできないか?

 :スマートな方法模索

ex) 顧客売上をvlookupで検索してたが、

  indexとmatch関数を使えば、顧客と日にちを日も付けて検索できないか?など

 

 「4.もっと楽にできないか?」に関しては、

 経験を積めば、より効率的な方法が見えてくる

 という感じのニュアンスです。

 もっと簡単にできる方法を仮説立てて

 PDCAを回してみましょう!

 

分析ツールとは?

 分析ツールとは、

 

「あるインプットに対して、アウトプットを返す仕組み」*1

 

見た目は、普通の表やグラフと一緒ですが、

セル内には関数が記入してあり、

入力可能なセルの「文字」または「数値」を変更することで、

他のセルの数値も更新されるものです。

 

分析ツール

※数字は実際のものではない、かつモザイクもかかってます。

 

■顧客企業の数字管理ツール

コンサルティングのクライアント企業の数字管理をするExcel

薄黄色のセルの「昨年対比」を変えると

・売上目標

・売上達成率

・売上差分

が変化。

 

また、一定のロジックに基づき

昨日までが実績で、

当日以降がシュミレーションになるようにしたもの。

 

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■パレート分析ツール

該当企業内の売上分析を商品別に行うツール

 

商品売上データを張り替えることで

グラフが変化。

 

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■ プロダクト分析ツール

該当企業のプロダクトポートフォリオ作成ツール

 

・今年と去年の商品別売上データ

 ・今年と去年のマーケットデータ

を張り替えることで、

バブルチャートが変化。

 

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必要な関数はこれだけ!

Excelの関数が全部でいくつあるか知っているでしょうか?

 

実は関数は全部で465個

 

ただ、この中で

覚えるべき関数はわずかです。

 

「覚えるべき関数 + 業務の必要に応じてGoogle先生に聞く」

 

必要最低限の関数さえ覚えてしまえば、

関数の考え方は習得できるので

あとは

頭の使い方(なぞなぞみたいな感じ)

Google先生に聞く

で解決。

 

まずは、

関数の考え方になれる為、

覚えるべき関数をチェック!

 

 

たったこれだけ!覚えるべき関数

 

覚えるべき関数 11種21個

  • vlookup
  • sum / sumif / sumifs
  • count / countif / countifs
  • if
  • average / averageif / averageifs
  • weekday / today
  • year / month / day
  • rank
  • iserror / iferror
  • index
  • match

 

分析をする際、使う関数は

この11種22個がほとんど。

少し多く感じるかもしれないですが

Excelの考え方に慣れれば、簡単。

 

入力時の指示に従うだけで、できるようになります。

 

+α 知ってれば便利な関数

 

+α 知ってれば便利

  • counta
  • row
  • max/min
  • indirect
  • len
  • right/left

 

必ずしも必要な訳ではないですが、

僕個人としては、たまに使う+αの関数。

 

知ってれば、更に業務効率化に役立つ関数といったとこ。

 

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「これさえマスターすればExcelのプロ。元コンサルの教えるExcel術!」

のブログに関して、

  • 関数の説明
  • 関数の使い方
  • 関数を用いた分析ツールの作り方
  • 演習問題

この4項目で、順番に説明していく為、

今回は、概要説明までとなります。

 

新社会人の1歩として、Excelの勉強をしたい。

関数をググっても説明がよくわからない。

Excelで業務効率化したい。 など

 

Excelの習得に興味ある方は

「読者になる」

で定期的にチェックいただけると幸いです。

 

「継続して読んでいただける方にExcel術という新しい強みを」

というテーマの下、

約1ヶ月くらいかけて書き終えようと思います。

 

 目指せExcelマスター!

*1:外資系金融のExcel作成術 「表・モデルとは」から引用